コラム

2025年3月8日

ラオス女性との新しい家庭づくり|日本での新しい日常を築くために必要なこと

ラオス女性を日本に迎え入れる国際結婚は、文化的に大きな変化を伴います。日本とラオスは歴史的背景、生活習慣、価値観が異なるため、最初は多くの課題に直面することがあります。しかし、これらの課題を乗り越えてお互いに理解し合いながら、新しい生活を築いていくことができます。以下に、ラオス女性が日本での生活をスムーズに始めるための実践的な解決方法を提案します。

1.ラオス女性との言語の壁とコミュニケーションの工夫

日本語はラオス女性にとって最も大きな壁となりがちです。特に日常生活で使う言葉、役所手続き、買い物などでのコミュニケーションに困難を感じることがあります。言語が不安だと、積極的に外に出ることが難しくなり、孤立してしまうこともあります。

解決方法:

・日本語オンライン授業の活用

アジア国際結婚学院では、ラオスから日本に嫁いだ奥様が日本の生活に困らないよう、オンラインで日本語を学べる機会を提供しています。オンライン授業は、時間や場所に縛られず、奥様が自分のペースで学べるので、忙しい日常の中でも続けやすいです。日常生活でよく使うフレーズや会話を中心に学べるため、実践的なスキルを短期間で身につけることができます。

・家庭内での言語交流

家庭内でも日本語を使う習慣を作りましょう。最初は簡単な日本語のフレーズから始め、家庭内で少しずつ日本語を使う機会を増やしていくことが重要です。例えば、食事を作る時に「今日は何を食べたい?」、「これを作ったよ!」など、日常会話を増やすと効果的です。

・日本語を使った環境作り

日本のテレビやラジオ番組を一緒に見たり、簡単な日本の本や漫画を読んだりすることで、リスニング能力や語彙を自然に増やすことができます。日本のテレビ番組を通じて、日本の文化やマナーも学べるので一石二鳥です。

・ピアサポートや日本語交換

日本語を学ぶために、地域の日本語学習グループやオンラインでの日本語交換パートナーを見つけるのも良い方法です。日本語を学びたい他のラオス出身者や日本語を学んでいる日本人と交流することで、相互に言語を教え合い、励まし合うことができます。

2.伝統的な家族観との違いを理解し合う

ラオスでは、家族中心の社会が根強く、結婚後も親と一緒に住むことが一般的です。家族とのつながりは非常に強く、結婚生活でも親や親戚との関係が大きな要素となります。日本では特に都市部では親と別々に住むことが一般的であり、家族間の距離感や独立性が重視されるため、この点で文化的なギャップを感じることがあります。

解決方法:

・お互いの家族観を尊重する

日本とラオスの家族観は異なりますが、お互いの文化を尊重し、理解し合うことが大切です。ラオスでは、家族全員が集まりやすい家庭のスタイルが一般的ですが、日本では個々の生活リズムがあり、家族全員が同じ時間を過ごすことは少ない場合が多いです。お互いの家庭の価値観を話し合い、どのように親との関係を築いていくかをパートナーとしっかりと話し合うことが重要です。

・日本の家庭スタイルを理解する

日本の家庭では、家事の分担や生活のリズムが家庭ごとに異なります。日本では共働きの家庭が増えており、家事や育児の役割分担も夫婦間で調整しながら行うのが一般的です。この点をラオス女性が理解し、日本の家庭内での生活スタイルにうまく適応できるようにお互いに協力することが大切です。

・家族の距離感に慣れる

初めは家族との距離感に戸惑うかもしれませんが、日本では親との距離感を尊重し、個々の生活空間を持つことが一般的です。ラオスの文化では家族が一緒に過ごす時間が大切にされますが、日本では個々の時間や空間を尊重するため、お互いにプライベートな空間を持つことに慣れると良いでしょう。

3.文化的な食生活の違いを克服する

ラオスの食文化では、米を主食として辛味や酸味が強調された料理が多く、食事は家庭内での重要な交流の時間として大切にされています。日本の食文化は、魚や野菜を使った繊細な料理が特徴で、ラオス料理とは味や調理法が異なります。この食文化の違いに慣れるためには、少しずつ調整が必要です。

解決方法:

・日本の食材を取り入れる

初めは日本の食材や調味料に馴染むのは難しいかもしれませんが、ラオス料理を作るために必要な食材をエスニックショップで探したり、インターネットで購入したりすることで、家庭内でもラオスの味を楽しむことができます。さらに、代用可能な日本の食材を使ってラオス料理に近い味を再現するのも一つの方法です。

・日本の食文化を楽しむ

日本の料理に挑戦してみることも大切です。特に日本の魚料理や煮物、焼き物などを試してみると、食文化への理解が深まります。ラオス女性が日本の食事を楽しむことで、日本の文化にも積極的に関わることができ、家族の一員として馴染みやすくなります。

・お互いの食の好みを尊重する

食事に関しても、お互いの文化や好みを尊重し、調整することが大切です。例えば、ラオス料理の辛さを少し和らげたり、日本の料理にラオス風の調味料や食材を使ってみたりすることで、互いに楽しめる食事のスタイルを作り上げることができます。共に料理を作る時間を楽しむことも、お互いの理解を深める手助けとなります。

4.親族との関係とコミュニケーションの工夫

ラオス女性が日本に来た際、配偶者の家族との関わり方に不安を感じることがあります。特に、日本の家族との初対面や、慣れない環境での生活がストレスとなることもあります。ラオスでは家族とのつながりが強いため、親族との関係を大切にする文化が根付いています。

・解決方日本の家族に積極的に関わる

初対面の親族との関係が緊張することもありますが、積極的にコミュニケーションを取ることで、理解を深めることができます。例えば、親族の集まりや食事会に参加することは、相手の文化や家庭の習慣を学ぶ良い機会です。

・文化の違いを説明する

日本の家族にラオスの文化や習慣を伝えることも重要です。ラオスの食事の仕方や家族のつながりの大切さなどを説明することで、理解を得やすくなります。また、ラオスの親族が日本に来た際にも、事前に日本の文化やマナーを説明しておくと、スムーズに過ごすことができます。

・親族との橋渡し役を務める

配偶者が日本語を話せる場合、その配偶者が橋渡しをすることが重要です。ラオス女性と日本の家族が理解し合えるよう、言葉だけでなく、文化や感情面でのサポートも提供していくことが大切です。

まとめ

ラオス女性を日本に迎え入れる国際結婚では、文化や言葉、家族観の違いがあるため、最初は戸惑うこともあるかもしれません。でも、お互いの文化を尊重し、理解し合うことで、素敵な家庭生活が築けます。アジア国際結婚学院では、ラオスから来た奥様が日本で楽しく、安心して暮らせるよう、さまざまなサポートを提供しています。

まず、日本語のオンライン授業を通じて、日常会話や役所での手続き、買い物など、生活に欠かせない日本語を学べます。これにより、コミュニケーションの不安が減り、日常生活がスムーズに進むようになります。また、日本の文化や習慣についてもわかりやすく紹介しており、初めての環境でも安心して馴染むことができます。

さらに、地域のイベントや交流の機会を通じて、日本での生活をもっと楽しむ方法もお伝えしています。家族や地域とのつながりが深まると、より楽しく豊かな生活が送れるようになります。もし結婚生活で不安や悩みがあれば、個別の相談やカウンセリングも行っており、必要なサポートをしっかりと受けることができます。

アジア国際結婚学院では、ラオス女性が日本で新しい生活を楽しみながら、自信を持って毎日を過ごせるよう、心を込めてサポートしています。また、お互いに理解し合い、成長しながら素敵な家庭を築けるようお手伝いしています。これからの新しい生活がもっと温かく幸せなものになるように、私たちも一緒に寄り添いながらサポートいたします。そして、どんな小さな不安や悩みでも、気軽に相談できる環境を作り、しっかり支え合いながら安心して前に進めるようお手伝いさせていただきますね。

次回は、ラオス女性との結婚生活スムーズに新生活を始めるためのヒントについて詳しくご紹介します。お楽しみに!

関連情報:ラオス人民民主共和国|外務省

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